PC画面録画ソフトBandicamの開発・販売元Bandicam Company(米カリフォルニア州アーバイン、代表:Denny Oh)は、2023年2月28日にBandicam6.1.0をリリースしました。ハードウェアアクセラレーションにインテルAV1エンコーダーを追加し、HDRに対応。高画質動画をより効率よく楽しめる動画キャプチャーソフトとしてこれからも進化を続けます。
PC画面録画ソフトBandicamの開発・販売元 Bandicam Company(米カリフォルニア州アーバイン、代表:Denny Oh)は、2023年2月28日にBandicam6.1.0をリリースしました。Bandicamは世界中で使用されるPC画面録画ソフトのひとつで、Webカメラ映像の録画、動画教材作成、業務用PCの録画、YouTube動画作成など、高画質で簡単に録画できるPC画面録画・キャプチャーソフトです。
Bandicam6.1.0ではIntel QuickSync VideoのAV1コーデックをサポートし、Arcシリーズのグラフィックボードが搭載されたPCで、AV1エンコーダーによるハードウェアエンコードが可能となりました。AV1コーデックは、Netflix、Google、アップル、ソニー、マイクロソフト 、Adobe、Facebook、NVIDIAなどの世界的な企業が連携して開発しているオープンソースのビデオコーデックで、ライセンス料がボトルネックとなっていた従来のH.265/HEVCコーデックに取って代わる動画フォーマットとして、近年、インターネット動画配信サービス業界で注目されています。高圧縮でファイルサイズをおさえられるため、従来より少ないデータ通信量の消費で、高画質、高解像度の動画を効率よく配信することにつながり、配信側と視聴側の双方にメリットがあります。また、多くの企業が開発に関わっているため、たとえばデコーダーのインストールなしでGoogle Chromeでも再生できるなど、再生機器や再生アプリの互換性の面でもH.265/HEVCに対し優位性があると言えます。
社内でのIntel Arcグラフィックスカード搭載PCでの録画テストでは、同じ画質設定の場合、H.264/AVCに比べファイルサイズが約15%~23%圧縮され、低ビットレートでもより鮮明に描画されることを確認いたしました。Bandicamはインテルのほか、AMD、NVIDIAのハードウェアアクセラレーション機能に対応していますが、AMDとNVIDIAのAV1エンコーダーについても今後、順次対応を予定しています。
◆AV1エンコーダーの使い方
Bandicamメインウィンドウの[ビデオ]タブで[設定]をクリックし、ビデオのコーデックのプルダウンメニューから[AV1(Intel QuickSync Video)]を選択します。(使用可能な環境でのみ表示される。)
https://www.bandicam.jp/support/tips/intel-quick-sync/
その他、Bandicam6.1.0で実装された主な機能は次の通りです。
・HDRで録画時の白とび現象解決
ディスプレイのHDR機能をオンにして録画した場合に白っぽい画面になっていた問題を解決しました。
・キャプチャー自動終了オプションの改善
一定時間を超えて無音状態が続いた場合に自動でキャプチャーを終了するオプションで指定可能な時間を最大99999秒まで引き上げました。また、自動終了前にダイアログを表示するオプションを追加しました。
◆Bandicamについて
2009年12月に日本語版リリース。Bandicam無料版は、ほぼすべての機能を期限なしでテスト使用可能。(録画したファイルにwww.BANDICAM.comのロゴが表示され、録画時間が10分間に制限されるなどの制限がある)
日本語版以外にも多くの言語に翻訳され、グローバル展開している。
製品版は、現在セール開催中につき、個人年間1-PC3,960円、個人永続1-PC 5,610円(定価6,380円)、ビジネスライセンス年間1-PC6,070円(定価7,590円)で販売している。Bandicutとの同時購入、複数ライセンスやビジネスライセンスの複数年の契約でさらに追加の割引が受けられる。
◆Bandicam Companyについて
高性能PC画面録画ソフトBandicamと動画編集ソフトBandicutの開発、販売、運営と、B2B製品としてキャプチャーライブラリー(Bandicam SDK)とビデオライブラリー(BandiVid SDK)の開発、販売を行っている。